他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるという言葉について、お伝えしようと思います。前向きなことわざ、格言など多くあり、その時その時で、周囲からかけてもらう言葉や、自分に言い聞かせる言葉ってありませんか?
私はこの16年間、ずっと、他人は変えられないが自分と未来は変えられるという言葉に励まされてきました。今、潰れそうになっている誰か。泣いてる誰かに。私の経験も含めて、少しでも何かお伝えすることができたら嬉しいです。
泣く力さえ残っていなかった
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。その言葉に出会ったのは、2008年のことです。今では、SNSが当たり前のツールになり、個々の世界を気軽に創り出すことがでます。
ワンオペという言葉が普及し、ワンオペで子育てが大変と、比較的、発信しやすくなりました。SNSでワンオペで格闘しているママさんを見かけると、大声で頑張れ!ママえらい!と叫びたくなります。
戦っているママの姿を(ワンオペパパさんも)知る機会が増えると、自然とパートナーが気にかけてくれることもあるでしょうし、単なる発散、叫びの場ではないと思っています。お仕事で子育て系のメディア運営をいただくときは、感情思いっきり入ってしまいます。笑
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。その言葉と出会った当時は、地獄絵図のようなワンオペ、まったく寝ることをしない子と、パートナーの姿に疲れ果てていました。
助けて!勇気が必要一瞬のこと
お金もない、帰る場所も行くところもない。さらに縁もゆかりもない、知人もいない遠い土地。子どもって、喋れなくても、ママのことをすごく敏感に感じ取るんですよね。これは、よくない。とにかく誰かに助けを求めることを決めました。
誰かに助けと言うのは、とても勇気が必要なことです。相手との信頼関係、立場や気持ちの余裕。拒絶されたらどうしよう、否定されるかもしれない。マインドコントロールで動けないんですよね、心を支配されてしまうと。
そこで助けを求めたのが、役所の子育て支援課でした。それはそれは、勇気がいりましたよ。全く知らない人に自分のすべてをさらけ出すのですから。偏った考えですが、お役所の人だから適当にあしらわれて追い出されるかも知れないとも思いましたが、しっかり話を聞いてくださいました。赤の他人だから話せるってことも、ありますよね。
他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる。笑って生きてください
一通り、話を聞いてくださった子育て支援課の方が「他人と過去は変えられないです。けれど自分と未来は変えられます。同じ生きるなら笑って生きてください」そう言ってくださり、ハッ!としたんですよね。
自分の思考は、他人を変えようとしていることに気付かされました。どんなに相思相愛の人でも、愛おしいわが子でも、違う個体の生き物です。そうか!自分が変わって未来を変えればいいんだ。どうして、気が付かなかったんだろう。笑えなかったのは、自分が笑える道を選んでいなかったのです。今でも、その方へ、感謝を忘れることはありません。
誰の言葉?
You cannot change others or the past.
You can change yourself and the future.
自分が変わるために何をしたらいい?
自分が変わるってどんなことをすればいいのか、知っている人はそんなに多くないと思います。実際にそれから16年間、間違った方法で変わろうとしていたことに、最近気づきました。
大切なものを守るためには強くならないといけない。自分が強くないといけない。その一心で、時には嫌なヤツになっていたと思いますし、うまくいかないことを知らず知らずのうちに、誰かのせいにもしていたりしていました。
無意識にインプットされていた、他人を変える、他人を変えたいという思考を繰り返していたんです。
今思えば、すべてに理由があったんだと思います。しかし、私は神様でも仏様でも、修行僧でもないので、繰り返してしまっていました。思考の癖ですね。
なぜでしょう、春が近くなると切なくなるのは。 新年が過ぎ、身の振り方、生き方を考え転職や再出発を考え実行する人も多く、桜の季節は別れも多いように感じます。今日は、ちょっと気になる言葉の、良い花は後からについて書こうと思います。 思い[…]
思考の癖を正す。過去の私、よく頑張ったね
思考の癖を正すために、今も取り組んでいるのは、必要以上に心配にならないこと。自分の花が咲くタイミングがあることを知ることで、心配し過ぎない、不安を呼び込まないことだと感じています。
実際にしようと思うと、なかなか難しい時もあります。心配や不安が頭によぎるから。それは、だめなことではなく、一生懸命、物事に向き合っていると受け止めるようにしています。
そして、頭の中の自分に教えるんです。大丈夫だよ、それも何とかなるから。今までだって、どうにかなってきた。大丈夫。頑張って考えて、えらいねってほめるようにしています。
マイナスな言葉を一切、口にしないのは、非現実的だと思います。生きていますから。
それに自分の感情に蓋をし過ぎたら、壊れます。人間そんな強くないです。
なので、そのあと付け足すんです。大丈夫、きっと大丈夫。こんな時だってあるよね、どうにかなるからと。この一言を付け足すことで、脳が過去の経験を踏まえて、どうにかする方法を考えようとしますし、どうにかなるんです。
雲の上はいつも晴れ。私は、よくこの言葉を思い浮かべます。雲の上はいつも晴れの意味は?ことわざ?それとも誰かの言葉なのか?気になる人もいるでしょう。雲の上はいつも晴れに込められた意味についてサクッとまとめてみました。 雲の上はいつも晴れ[…]
人生の舵を取るのは自分。笑顔になるためのアップデート
士農工商の時代ではありませんし、親ガチャという言葉に対してよい印象は持っていませんが、生まれ持ったスタートラインの差、自分だけではどうにもならないことがあることも知っています。社会に対する不満もありますし、他人に対して悲しみを感じることもあります。
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられます。疲れたら休憩してもいい。あきらめそうになる時があるのもダメじゃないと思います。
そして付け加えるならば、自分が変わればいいんだということは、我慢する、あきらめるということでありませんし、自己否定することでもありません。笑顔になるためのアップデートです。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。笑って生きてください。」
この言葉に、何度も励まされて立ち上がってきました。自分の人生は、自分のもの。人は、何度でも生まれ変われると信じています。私も何度も躓いていますが大丈夫です。雲の上はいつも晴れです。あなたの上にも、晴れた空が広がっています。